思いがけない贈り物②

全裸の姿で過ごそうと提案したのは啓太だった。それはもう無理矢理。

 彼は私の服を全部どこかに片付けてしまい、その上、下着も洗濯してしまった。

私が下着を探しているのを見て、啓太は悪戯っ子のような顔で、「いま洗濯している。乾くまで時間がかかるから、それまで裸で過ごそう」と提案したのだ。

「どういう事?」と訊くと、「裸のままがいい。玲子の綺麗な身体をいつも見ていられるし、すぐに愛し合えるから」という答えが返ってきた。

明るい日差しの中で、全てが露わになる。

ツンと上を向いて固くなった乳首も、啓太を求めて蜜を含んで花開いている秘めやかな場所も――。

私はとても恥ずかしくなって、啓太のシャツでいいから着させて欲しいと必死に頼んだ。でも、「大丈夫。すぐに慣れるさ」の一言で却下され、啓太は全裸の私を抱いた。

下着が乾くまでの間という約束だったが、下着が乾いてもそれを着ることはなかった。

全裸でいることは最初のうちはとても恥ずかしかったが、すぐにに馴れてしまった。ずっと愛し合っていたので、裸の方が都合よかったといえるかもしれない。

私たちはひたすら絡み合い、睦み合っていた。

食事も繋がったままでとった。

どういうやって?

簡単だ、坐位で繋がり、手づかみで料理を食べればいい。食べながらでも腰を動かすことができる。

私は一匹の発情した牝になった。

「自分の姿を見るんだ――ほうら、下の口から涎が垂れているよ」

啓太は鏡を指さし、陰唇から溢れ出た淫汁が、糸を引きながら床に垂れ下がっていく処を私に見せた。

そう、それから私たちはずっと鏡の前でセックスに耽った。

私は鏡の中の女は自分ではなく、別の女だと思うことにした。

自分とは違う女――その女が、まるで獣のように男を求めて悶え狂っているのだ。

そう思うことで気が楽になり、なんでもできた。普段の私なら信じられないことまで――。

啓太の反り返った巨大な男性器を口一杯に頬張り、涎を流しながら抜き差しする。

陰嚢を口に含んで、玉に舌を絡みつかせて愛撫し、竿を奥深く飲み込んで、口をすぼめて、ズボッズボッという卑猥な音を立てて、頭を前後させる。

跪いてお尻を突き出し、後ろから啓太を受け入れる。

手を後ろに引っ張られて、上体を反りかえらせた状態で激しく犯され続ける。

前から突き上げられ、反り返った男根で尿道を刺激され、「ああっ、そこはダメ、あああーっ、出るうっ、出るうっ」とあられもない声を上げて、四方に滴を飛び散らせてよがり狂う。

そして、狂おしいほどの情感が体の奥から突き上げてきて、すべての器官という器官が腫れ上がり、ズキンズキンと収縮を繰り返す。

膣が収縮して男根を体内に引き込もうとする。

そして、「うううっ、も、もう、だめぇぇっ!」と、部屋に谺するほどの大声を上げ、辺りに飛沫を撒き散らしながら、身体を硬直させ、白眼を剝きながら瘧のようにガクガクと身体中を痙攣させ、絶頂を味わうのである。

体力が続く限りそれを延々と繰り返す。

疲れ果ててまどろみ、目覚めてはまた交合を繰り返していたのだ。

  • 筆者
    office-labyrinth
« »

サイトトップ > 小説 > 遠山ケイ > パーフェクト・スレイブズ > Ⅰ奴隷への道 > 思いがけない贈り物②