エロスの涙が滴る⑬
(四)
もう何回、同じことを繰り返したのだろう。
玲子は竜造に教えられたとおりの言葉を喋ろうとするのだが、あまりにも複雑で覚えきれない。必ず、どこかで間違えてしまう。すると、罰として乳首を捩られ、乳房や尻や頬に平手打ちが加えられて、もう一度、最初からやり直しになる。
もう何十回も繰り返している。捩られた乳首は感覚がなく、乳房や尻や頬は、真っ赤に腫れ上がっている。
恥ずかしい言葉を何遍も何遍も繰り返す。そして「できない」といって痛めつけられる。
繰り返し繰り返し浴びせかけられる激しい罵倒に意識が朦朧となり、だんだんろれつが回らなくなってきている。
「ご……ご主人さまぁっ……どうかぁ、玲子のぉ……おマンコぅのぅ……奥のぅ子宮まぁでぇっ……指をぉぉ……内臓がぁ……ああぁっ、だめえっ……お、お願いぃっ……」
「何をいっているのだ。こんな簡単なことがいえないのか。さっきから、何回、同じ間違いを繰り返しているの。そうか、わかったぞ。もっと罰を与えてもらいたいのだな。だから、わかっていて間違いを繰り返すのだろう」
「そ、そんなことは……」
これ以上にひどい仕打ちを考えていると知って、玲子は慌てた。
「それなら、望み通り罰を加えてやるかぁ」
竜造はそういうと、竜造は玲子の吊り上げた左足首の縄を解きはじめた。
意外だった。
縛めが解かれるのだろうか?
だが、そんなはずはない。罰を加えるといったのだ。
吊られていた足首が自由になった。足全体がジーンと痺れている。
竜造がその足首を掴んだ。そして、グイッと玲子の頭の上まで持ち上げたのだ。
「あっ、いっ、痛いっ」
股関節がギシギシと音を立て、激しく痛んでいる。
玲子は歯ぎしりして、痛みに耐えた。
足がどんどん持ち上げられる。そして、足首が鴨居に縛り付けられた。
竜造は鴨居からぶら下がる脚を身体と一体にして縛る。さらに髪の毛も脚とともに縛って、左脚が上半身に貼り付くように固定してしまった。
身体と脚が一つになって、一直線になって鴨居からぶら下がる。
右足で体重を支えているが、それが無くなると股が引き裂かれる。
「どうだ、痛いだろう」
玲子は低い呻き声しか発することができない。
この状態で何をせよというのか。玲子は呻きながら竜造を見た。
笑っている! 竜造は薄ら笑いを顔に浮かべていたのだ。
「さあ、この状態でお願いしてもらおう。完璧にいえるようになるまで、このまま縛り付けておく」
玲子は切なげに息をする。
身体中が痛い。身体中の関節が音を立てて壊れようとしている。
「ゆ、許して……も、もう、喋れない……」
力を振り絞り、玲子は切れ切れにいった。
「喋れないのか。なら、このままだが、苦しいぞ。苦しさがどんどんと激しくなる。耐えられずに気を失う女もいたな。だが、大丈夫、水をぶっかけてすぐに起こしてやるから」
「ひ……ひど……い」
「いえば、すぐに足を下ろしてやる」
玲子は意識が朦朧としていくのがわかった。