第五話 武者紫④

2020年04月03日

「ねえ……お願い……」
私はすがる様な目であの人を見つめた。
「なんだい……」
「……」
私はきっと真っ赤になっていただろう。恥ずかしくて言葉が出てこない。
「どうしたんだい?」
あの人はそう言いながらも、乳房をゆっくりともみ扱いている。
「ほ、欲しいの……」
私の声は消え入りそうだ。
「ねえ、早く……犯して……」
そこまでいうのがやっとだった。
あの人は平然として、
「悪い子だね。待ちきれないのかい?」
と聞く。わかっているのに……。
私はこっくりと頷く。
「帰ったら、可愛がってくれるといってた……」
「そうだったね」
「だから……ねえ」
私は、あの人のズボンに手をかける。前のファスナーを開き、腰のところのホックを外して、邪魔物を一気に下におろした。
「ねえ、いいでしょ……」
ビキニパンツがもっこりと膨らんでいる。私は上目使いにあの人を見て、その部分に唇を当てる。熱い……。しばらく、布の上から膨らみを舌で愛撫していたが、もどかしくなって、パンツを一気に引き下ろした。
目の前に、あのひとの巨大な持ち物が反り返っている。
私にはその先に食らいついた。そして、その肉棹を一気に喉の奥まで飲み込んだ。亀頭の部分が喉の奥に当たって苦しい。でも、あの人に最大の快感を与えるのが私の役目だ。中途半端なフェラチオではなく、やる時は棹の根元まで飲み込むのだと教えられた。それを忠実に守って、私は口を前後に動かし、あの人の肉棒をゆっくりと唇でしごいていった。
そうするうちに、亀頭の先端から、何か苦いものが溢れ出てきた。あの人もそれに気づいて、私の口の中から屹立を抜くと、私の背後に回った。
「もう一度、縛るよ」
そう言うと、あの人は私の腕を背中で縛って、再び上半身に縄をかけた。
「おしりを突き出すんだ」
そう命令されて、上半身を武者紫の縄で縛られた私は、膝をついて脚を開き、窮屈な上半身を前にかがめて、あの人に向って、少し上向きになるようにお尻を突き出した。
あの人の手が、お尻をぐっとつかむ。
そして……あの人が私の中に入ってきた。
ずっと、こうされたいと願っていた通りに、あの人は私を、荒々しく犯した。
私は縄で上半身を縛られ、顔を畳に押さえつけられ、そして、その不格好な姿勢で、秘芯の中を滅茶苦茶に突きまくられた。私のあそこは、もうぐじゅぐじゅになっているのだろう。抽送の度にじゅぼじゅぼと卑猥な音が立っている。
私は、あまりの心地よさに、あられもない声を立て続けた。きっと外に聞こえているだろう。それに、この明るい室内の様子が、庭の向こうの道路から丸見えになっているだろう。
いやらしい男達が、私たちのこの変態行為を、外からじっと観察している……。

  • 筆者
    office-labyrinth
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