エロスの涙が滴る⑪
さて旦那様の質問に女がどう答えるのか竜造は答えを待った。どんな風に答えようと、それを全否定した上で恫喝して、更に卑猥でとても口に出せないような文句を喋らければならないようにもっていく。そして、せっかく顔から火の出る思いをして答えたものを全否定する。これを執拗に繰り返していくのだ。
「玲子のおマ○○を指で強く弄って下さい。これでいいのでしょう?」
女がこちらの顔色を窺っている。
「そうか、そうか指で強く弄って欲しいのか」
旦那様はニヤニヤ笑いながら、
「おマ○○といってもいろいろあるぞ、どこを弄って欲しいんだ。それに、ただ強いだけでは満足出来ないのではないかなぁ……」
という。
「旦那様がそんな答えではダメだといっているんだ。もっと詳しくお答えしろ!」
竜造は女の頬にもう一度平手を打つと、そう大声で叱責した。
女の目からボロボロと涙がこぼれ落ちる。
「いったい、どういえばいいのですか? 分からないのです」
女が助けを求めるように竜造を見た。
「なさけない奴だな。自分で考えることを放棄してしまったのか。自分が望んでいることを具体的にいえといっているだけだぞ」
「望んでいること?」
女がキョトンとした顔をしている。
「そうだ、お前の望んでいることだ」
「この燃え上がる身体をなんとか鎮めてほしい――」
「だから、どうやってと聞いているんだ」
「セックスが駄目なのなら、せめて、こ、この、熱いおマ○○を……指で」
「指をどうするのだ?」
「ゆ、指をおマ○○の中に差し込んで」
「それから?」
「ゆ、指を動かして……」
「どんな風に?」
「そ、そんな――も、もう許してください。そんな恥ずかしいことをいわせないで」
「それなら、このまま放置だ。それでもいいのか?」
「い、いやぁあっ!」
「いやなら、いうんだ。指をどう動かすのだ。いつもどうしている? 男にどうされている? 寂しく自分でオナニーするとき、どう指を動かしている? いつもやっていることを思い出して、それを口に出してみろ」
女が何か考えている。どうオナニーしていたか考えているのだろう。
陰裂に指を走らせながら、その上の肉芽にタッチする。
痺れるような快感。愛液に塗れた指で、敏感な部分に刺激を与えながら、グジュグジュになった密壺に指を差し込む。そして、どのように指を動かしていたかを考えている。そんなことを考えるだけで情欲の炎は一層大きく燃え上がるだろう。
「ゆ、指を……」と女。
「指を?」
「指を……わからないわ……わからないの、どうしたらいいのか?」
「じゃあ、どういえばいいのか教えてやろうか?」と竜造が助け船を出す。
これも作戦だ。喋る内容についての主導権をこちらが握る。そして、その内容をどんどん卑猥にエスカレートさせていく。
「は、はいっ、教えてください」
すぐに女が飛びついてきた。