思いがけない贈り物⑥

 (三)

金曜日といえば明後日じゃない!

明後日の夜、クラウンホテルで会おうというのだ。余りにも急な話だ。

でも、どうしてクラウンホテルなの?

あんな素敵なマンションがあるのに、どうしてホテルなのか?

私は不思議に思った。

でも、無性に啓太に逢いたかった。逢えるなら場所なんてどこでもいいと思った。

私はホテルを訪ねようと思った。

それには贈られた服を着なければならない。気を取り直して、啓太からの贈り物をベッドの上に広げてみた。

これを着ていくのか?

私はため息をつく。

それにしても、なんという服だ。こんなに露出度の大きい服、どうしたらいいの?

私はともかく全部、着てみることにした。

全裸になって、まずレース地のパンティを穿く。

えーっ、こんなに小さいの!

 生地は伸縮性があるが余りにも小さい。横は腰骨の位置まであるのだが、後ろは紐になっていて、その中央部で前の布地と紐で繋がるようになっている。つまり生地のあるのは前の部分だけで、後ろは紐で長さが短いために横紐が引っぱられて、後ろから見るとちょうどY字のようになるのである。

前の部分の生地も大胆にカットされていて、陰部がやっと隠れるだけの大きさしかない。

このエリアに陰毛を収めるのはとても無理だ。

これじゃあダメだわ。お手入れが必要だ。相当、刈り込まないととても穿けたものではない。

続いてストッキングを穿いてみる。

ガータベルトを手に取る。普段はパンストなので、こんなのは初めてだ。

どうつけたものかと迷いながらもなんとかそれを腰に巻く。紐状だ。ともかく露出度をあげようとデザインされているようだ。ホックが垂れ下るようについていて、それを引っぱってストッキングを留めた。

さて、ワインレッドのミニドレスである。

手に取って、どうやって着るのか考える。

まず、スカートの部分に足を通してみる。

きつい。手で引っぱって伸ばす。薄手の生地が身体にピッチリと吸い付いてくる。

お尻のラインが強調されてしまう。その上、スカートの丈がとても短い。膝上三十センチというところか。

ストッキングのレーストップやガータベルトもすっかり見えているし、姿勢によっては、露出度の大きなパンティも丸見えになる。つまり、性器や肛門さえも見えてしまう危険性があるということだ。

  • 筆者
    office-labyrinth
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