きらめく夜の一部始終⑥
「どうしたんだい……?」
啓太が私の胸を揉み扱きながら訊いてくる。意地悪な奴だ。もう、こんなになっているのに。私の身体のことがわかりすぎるほどわかっているはずなのに――。
「も、もう……我慢できないの……なんとかして……」
私は悲鳴を上げる。でも……、
「そうか……我慢できないか。でも、悪いけど、僕はまだその気分じゃないんだ」
と、残酷な答え。
「でも……お願い……お願い……欲しい、欲しい、欲しいのよっ!」
私は大声で叫んでいた。
「そういわれても、困ったなぁ、まだその気分じゃないのに――仕方無い、じゃあ、僕をその気にさせてくれるかい? そしたら入れてあげよう」
啓太の答えに私は混乱した。
「その気にさせるって、どうしたらいいの……?」
そう訊くと、啓太は微笑んで、
「こっちに来て――」
と、手を引っぱって窓際まで連れていく。
途中でタオルが外れて、私は全裸になっていた。
カーテンが開けっぱなし。隣のビルの部屋の灯りがよく見えている。
啓太がスタンドの灯を点けた。
部屋の一角がパッと明るくなって、啓太の反り返った巨大な屹立がよく見える。
「僕のものを咥えてくれるかい?」
啓太が真顔で訊いた。
私の前にそれがある。太くて、長大なモノ。自分の強靱さを誇示するかのように天井を向き、さかんに首を揺すって私をせかしている。
啓太は口での奉仕を求めている。それなら、さっきの場所でよかったではないか。わざわざ窓際まで連れてきて、その上、灯りまでつけて何をしようというのか?
「そんな……ここで……私、いやよ」
啓太がいかにも不思議だという顔で私を見ている。
「どうして? 僕が嫌いなのか。あれだけ舐めてあげたじゃないか。今度は玲子の番だよ――」
「啓太さんを嫌いだなんてそんな事はないわ。だけど、こんなところで……こんなことするなんて……」
「怖がらなくてもいい。恋人達が普通にやっている事じゃないか。やり方は僕が教えてあげるさ」
「でも、これじゃお隣から丸見えだわ」
「いいじゃないか。たっぷりと見せつけてやろうよ。ね、いいよね」
私はしかたなく頷いた。啓太の顔がほころびる。
「ありがとう。じゃあ」
啓太が私の眼の前に自分のものをグイッと突き出した。
「まず、僕のものをよく見るんだ。これが玲子の身体の中に入っていくんだから」
私は眼の前の屹立をみた。灯りに照らされてよく見えている。
あらためてその巨大さに驚く。
啓太の肉茎が普通ではないことは、お風呂場に入ってきたときに気づいていた。父や俊介のものとはまるで違う。とても比べものにならないサイズなのだ。長くて、太くて、いかにも固そうで、天に向かって弓なりに反りかえっている。何本もの青筋が浮いているのがわかる。
こんな巨大なものを口の中に入れたら窒息してしまうんじゃないかと心配になる。
「とても大きいわ。こんな大きいのが入るかしら……」
「大丈夫だよ。やってみよう。まず、舌を伸ばして、舐めてごらん」
啓太の言葉に私はコックリと頷いた。