刺し貫かれた時間④
「いやっ、いやっ、そんなのいやあぁっ! 大丈夫です。栓なんかしなくても、お漏らしなんかしないで、しゃぶれます。奉仕できます」
玲子は必死で訴えた。竜造は小首をかしげ、
「そうかな? さっきは、あれほど漏れそうだといって喚いていたではないか」
「あ、あれは……」
玲子は一瞬たじろいだが、すぐに、
「で、でも、大丈夫です。我慢できるといったら我慢できます」
「強がりをいうな――」
竜造があざ笑う。そして、急に優しい口調になって、
「そんなに無理することはないぞ。このゼリーはな、局所麻酔剤入りだから痛くない。ほらあそこがしびれてきたろう。膀胱までブジーを差し込んで栓さえしておけば、何の心配もなくおしゃぶりできるからな」
と子供にいいきかせるように語りかける。
「それはいい。ションベンを漏らす心配がなくなったところで、たっぷり、しゃぶってもらおう」
総髪の男が追い打ちをかけた。
「なにを震えている、もっと力を抜け」
竜造はブジーの先端をゼリーの中に差し込み、回転させながら、全体を濡らしていった。いよいよ本番である。ブジーの先端を尿道口にあてがう。棒の先に力が入って、少しめり込むが、力を抜くとすぐにはじき出されてしまう。太いので抵抗が大きいのだ。
先端を少し入れては抜き、抜いては入れる。それを繰り返す。
薬のせいか、次第に痛みを感じなくなった。痛みはないが、棒が太いため圧迫感が強い。
先端の太い部分が埋没した。さらに中へぐっと押し込まれる。
「あっ、痛いっ!」
玲子が声を上げた。
「痛いか。中までキシロが行き渡っていないのだろう。ゆっくり入れてやる。すぐに痛みを感じなくなる」
竜造はいったん棒を抜き、棒全体にゼリーをなじませてから、再び差し込んだ。
玲子が痛みを訴えると、この動作を繰り返す。そうやって、ブジーはゆっくりゆっくり身体の中に挿入されていった。
竜造のいう通りだった。それほどの痛みを感じなくなった。だが、太い棒が尿道の中を通っているのである。えもいわれぬ不思議な感触だった。
「暴れない方がいいぞ。大事な部分に傷がつく。尿道が破れたりすると厄介だ。尿道だけで済めばいいが、膀胱に孔が空いて、ションベンが体内にジャジャ漏れになったら死んでしまう。身体の力を抜いて受け入れるのだ」
それは脅しとも諭しともとれる言葉だった。
身体の力を抜けていわれても、あまりの恐怖に身体が防御体勢を取ってしまう。
「深呼吸してみろ。ゆっくりとだ」
玲子は息を吸い、肺の奥に空気を一杯ため、そして吐き出した。
「よしよし、いい子だ。その調子だ。息を吐き出すたびに身体の力が抜けていくだろう」
確かにその通りだった。息を吐き出すと自然と力が抜けた。玲子はもう一度息を吐き出した。そのとき、ブジーがグイッと押された。
「あっ!」
太い異物が体内に深く突き刺さった。
こんなところを犯されるなんて、生まれて初めての経験だ。
「も、もう赦して」
「もうすこしだ。あと半分残っている」
まだ、こんなことが続くのか?
玲子は暗澹たる思いで、自分の体内に入っていく銀色の棒を眺めていた。
「結構太いものまで、のみ込めるもんだな」
総髪の男が感心した口調でいった。
「ええ、女の尿道は男に比べて短くて、柔軟性に富んでいるので、このくらいは訳ありません。尿道の長さは人にもよるが五センチくらいでしょうか。すぐに膀胱に達します」
竜造は片方の手で陰唇を開いて押しつけ、さらに棒を回転させながら捻込んでいく。
玲子の額から汗が流れ出した。
もうすぐ、もうすぐ終わる。
玲子は尿道が異物に貫かれる不思議な感触に必死に耐えていた。
「これでいい。もう膀胱に達しているはずだ」
竜造がブジーから手を放した。棒がすっかり体内に埋もれ、リングだけが見えている。
余ったゼリーが拭き取られた。身体が起こされて、玲子は膝立ちになる。足は自由になったが、両手首は縄で縛られ、背中の高い位置に固定されてしまっている。
「お待たせしました、旦那様。それじゃあ、この女の喉をぐいぐい犯してやってください」
竜造はそういうと、ブジーの根元のリングを指でパチリと弾いた。