刺し貫かれた時間⑧
クリトリスと尿道の間に強く振動するヘッドが押し当てられた。
うぐっ! うっ、うっ、うぅっ、ううううううぅっ!
竜造がダイヤルを最強にした。グィーン、グィーンと一段と大きな音が鳴る。口を塞がれた玲子もその音に合わせて、涎を滴らせながら呻く。
くぅうううううっ、うぅっ、うぅっ、うっうぅぅぅっーっ!
その瞬間に、玲子の口の中で男のものがグンと大きくなった。そして、玲子の喉に熱い物が当たる。同時に玲子自身も爆発した。
うわぁぁぁぁああああああああああああああああああーっ!
身体を仰け反らせて、ガクガク揺れた。
尿道の棒が引き抜かれた。
何も起こらなかった。
男が口から肉棒を抜いた。玲子はがっくりと崩れる。トロンとした眼は上を向き、力を失った脚がだらりと開く。
その状態は長くは続かない。すぐに「ぐわっ」と音立てて玲子は胃の中のものを噴き出した。汚物は顔を汚して、糸を引いて床に垂れ下がる。
竜造が背後に回って太腿に手を掛け後ろに引いた。
性器が上を向く。そして、そこからチョロチョロと水が垂れ始めた。
「放尿が始まりました」
竜造の声に誘発されて本格的な排尿が始まった。
「ああ、だめえっ」
腹に力が入り、膀胱が収縮した。強い圧力で尿道口か小水が噴き出した。
「ああああっ」
いい気持ちだった――溜まっていたものが解放される。痺れるような歓喜の中に玲子はいた。
水柱が上がった。
「噴水だ。派手だな」
玲子の股間から水流が高く噴き出ているのだ。水柱はどんどんと大きくなる。飛沫が身体にかかり、あちこちに飛び散った。そして、次第に力を失い、小さくなり、また少し噴き出ては、チョロチョロ流れるばかりとなり、やがて止まった。
「これで終わりか?」
「膀胱が満杯になっていた筈なので、まだ残っているでしょう。これから絞り出してやります」
竜造は総髪の男にそういうと、ハアハアと息をしている玲子の側に立った。
「やってしまったな。こんなところでションベンをするとはなにごとだ」
玲子は濡れた眼差しを竜造に向ける。
「す、すみません……」
「これ以上、ションベンを漏らしてはならんぞ」と竜造はさきほど総髪の男に囁いたのとは真逆のことをいう。
「は……はい……」
そして、竜造は足を玲子の下腹部に載せた。
「よし、よし、では、これではどうだ?」
竜造は腹を踏みつける。膀胱がぐいぐいと押えつけられる。
「いやぁっ、やめてぇっ! く、くるしいっ!」
「どうだ。出そうになるだろう?」
「漏れるっ、漏れるっ、オシッコが漏れてしまいますぅっ!!」
「だめだ、漏らしてはいかんぞ」
そういいながらも、竜造は足の力を増していく。
「あああっ、ダメです。そんなに押したら、もう、許して下さいっ」
「苦しいか? だが、苦しみはこんなものではない」
竜造は手にさきほどのバイブを持っている。スイッチが入って、ウンウンとうなり声をあげるヘッドを女に近づけていく。
「いやああっ、それはいやっ、やめてぇっ、やめてぇっ、やめてぇっ、やめてぇっ、やめてぇっ、やめてぇっ!」
「ほら、ここだ」
ヘッドの先の豆状の突起がクリトリスに触れた。
「あああっ、あああっ、だ、だめぇえっ、だめぇえっ、だめぇえっ、だめぇえっ!」
身体中の毛穴という毛穴が開く。そしてその無数の毛穴から火花が飛んだ。
巧みにバイブが動いて、クリトリスの表皮を剥き上げられる。腹への圧迫は益々強くなるばかりだ。
玲子は白い裸身を思い切り反らせ、喉をヒクヒクと蠢かせて、大きな気をした。そして、そのとき、必死で締めていたはずの括約筋が緩んだ。
排尿が再び始まった。今度はバイブレーターの激しい振動のせいで、水柱にはならず四方八方に飛び散る。竜造はバイブで尿道口を押さえつけた。蓋をされたため放尿が止まった。
「漏らしてはならんといったろう。聞き分けのない女だ」
「いやあっ、あ、あ、あ、あっ」
竜造は思い切り腹を踏みつけると同時に、バイブを尿道から離した。
「うーん」
玲子が白眼を剝いた。
水柱が廊下をドンドン走る。それは強くなったり、弱くなったりを繰り返す。
廊下は玲子の小水の池となった。