第二話 夜汽車③
三
仙台に着くまで、お義母さんは忙しそうに携帯と睨めっこしていた。
次々とメールが入ってくる。お義母さんが何か打ち込むたびに、男の人のワーッという声が聞こえてきた。
列車は仙台駅を予定通り十一時半に出発した。これから朝の六時半に函館に着くまで停車駅はない。
私は寝台の上の段にセーラー服を着たまま転がっていた。
男の人が来るのを待っているのだ。
みんなが楽しい北海道旅行への期待を胸に眠りについている間、私は六人もの男の人の相手をしなきゃならない。
寝台は薄いカーテン一枚で外と仕切られているだけだ。とても開放的な作りで、声を出せばすっかりみんなに聞こえてしまう。
こんなところで犯されるのがと思うと、私はとてもせつない気持ちでいっぱいになった。
ギシギシという梯子をのぼってくる音が聞こえた。
カーテンが開いて、入ってきたのは老齢の紳士、鈴木さんだった。
鈴木さんは浴衣姿で私の隣に座ると、私を引っ張り起こしてセーラー服の上から抱きすくめた。
老人の特有の脂っぽい臭いが鼻をついた。
鈴木さんはセーラー服の上着の裾から手を突っ込んできて、私の乳房を弄っている。そして、頸筋に顔を寄せてきた。
熱い息が肌にかかる。
セーラー服が邪魔なんだろう、「腕を頭の上にあげて」という。
いう通りにすると、セーラー服がたくし上げられ、結局、脱がされてしまった。
上半身が裸になった。
すぐに鈴木さんは私の胸に顔を埋めた。
鼻を肌に擦りつけきて、くんくんと臭いを嗅いでいる。
「いい臭いだ。若い娘の青い臭いがたまらん――」
鈴木さんは乳房に吸いついてきた。
乳房と乳首をなんべんも舐め回したあと、せり上がってきて私のすっかり乾ききった唇を吸った。
舌が口の中に入ってくる。
私が抵抗すると、鈴木さんは
「怖がらなくてもいいんだ。優しくするからな」といい、「若い子のピチピチした身体は堪えられん――」と臭い息を吐きかけてきた。
手が下にのびてきたのが分かった。
スカートが押し下げられる。
同時に、舌が肋骨から下の方へ、下腹部へ、繁みへと進んで来る。
身体中が舐められている。
ベロベロと舐められている。
なんというおぞましい感覚だろう。
鳥肌が立つ。私は嫌悪感で一杯になった。
私は必死になって股を閉じようとする。
鈴木さんは、そうさせまいと手に力を入れて、両脚をこじ開けようとする。
「いやあっ、止めて下さい!」
思わず声が出てしまった。
鈴木さんは一瞬、キョトンとしていたが、みるみるうちに怖い顔になって、掌で私の頬を撲った。
「何をいっているんだ。高いお金を払って最初に犯す権利を得たんだぞ!」
そして、「お前も納得ずくなんだろう」というと、無理矢理、私の脚を割ってアソコにむしゃぶりついてきた。
私はあきらめて、鈴木さんにしたいようにさせてあげた。
納得ずくだって?
私は納得なんかしていない。
でも、しょうがないんだ。お義母さんが決めたことだから――。
鈴木さんは私のアソコの突起を舐め回している。
私がちっとも濡れてこないので(当たり前だ、こんな事で濡れっこない)、唾を一杯、アソコに垂らして、指を突っ込んできた。
鈴木さんは真剣そのものだった。
私の様な若い娘と肌を合わせて、なんとか事を成し遂げようと一生懸命なのがよく分かった。
ちょっと可哀想になってきた。
ぜんぜん、その気になんかならなかったけど、ちょっと演技してみようと思った。
抵抗するより、いい気分させる方がお互い気持ちがいいし、早く終わるのじゃないかしら。
どうせ、しなけりゃならない事なら、早く済ませるほうがいいに決まっている。
「ううーん、とっても気持ちがいいですぅ――」
すると、鈴木さんは上機嫌になって、「そうか、そうか」と指を動かしている。
男の人ってホントに単純。
鈴木さんがズボンを下ろした。なにかゴソゴソしている。なかなか自分の物が固くならないので焦っているようだ。
舐めてあげよう。
「大きくなあれ――大きくなあれ――」と、呪文を唱えながら、鈴木さんのモノを舐めてあげた。
時には口をすぼめて、喉のところまで入れたり、出したり。
鈴木さんがどんどん力強くなってきた。
「おっ、いけるぞ」
鈴木さんが嬉しそうな声を上げ、私の口から自分のモノを引き抜くと、慌ててそれを私の中にねじり込んできた。
私のアソコの中は鈴木さんの唾液でべっとりと濡れていて、簡単に鈴木さんを受け入れることができた。
鈴木さんはハアハア息しながら、大きく腰を動かしている。
喘ぎ声を出してあげた、こんな風に――
「ううーっ、いいわ、いいわぁあっ! 玲子、なんか変になりそうっ!」
鈴木さんは、「そうか、そうか、もっとよくしてやるぞ」と、いって腰を激しく動かした。
でも、すぐに「うっ」と声をあげたかと思うと、私の中から自分のものを引き抜き、お腹の上でドックンドックンと射精してしまい、そのまま私の上に崩れてしまった。
私は寝台と鈴木さんの身体の間に挟まって動けない。
鈴木さんは私の上でぐったりして動かない。
大丈夫か?
長い間、ピクリともしないので私は心配になった。
鈴木さんの身体に意識を集中する。
大丈夫だ、心臓が動いている。
「うーん」と声を上げて、鈴木さんが動いた。
「いかん、いかん、寝てしまった」
鈴木さんは私から離れると、「ありがとう、ありがとう」とお礼をいう。
そんな鈴木さんがいじらしくなって、私は小さくなった鈴木さんのモノを丁寧に舐めてあげた。
そこへ、「そろそろ時間です」とお義母さんの声がかかった。
割り当ての一時間が終わったようだ。
鈴木さんは私にキスをして、もう一度、「ありがとう」というと、梯子を下へ降りて行った。
お義母さんが濡れたタオルをくれて、私はそれで性器とお腹の上に付着した鈴木さんの体液を拭き取った。