思いがけない贈り物③
それが終了したのは日曜日の午後おそく、すでに夕暮れが近づいた頃だった。といっても、その時は全く時間の観念がなく、アパートに戻りようやく熱からさめたところで、啓太との果てしない淫行がその時に突然、終了したのだと気づいたのだったが。
それは余りにも唐突だった。
私はM字開脚で啓太を受け入れていた。私の開ききった花壺の中に啓太は怒張を激しく突き入れ、肉壁を激しく擦りあげた。両方の腕を押さえられ、身動きできないようにされて、私の中で怒張が激しく上下していた。ズボズボという音が聞こえるほど激しく犯されていたのだ。
私は悶え狂って、髪を振り乱してわなないた。
そして、まさに絶頂に到達しようという瞬間に、啓太は急に身体を離してしまった。
それだけではない。啓太は放心状態の私を立たせて、慌ただしく服を着せたのだ。
「今日はここまでにしよう。送っていくよ」
啓太はまだ朦朧としている私を抱きかかえる様にして部屋の外に連れ出した。
フラフラとしか歩けない私の手をとって、啓太は小道を急ぐ。
「ごめん。また電話するよ」
駅まで来ると私から降りる駅を聞き出し、切符を買って、二人で改札口を通った。直ぐにやってきた電車に私は乗ったが、啓太はドアの前で動かない。二人の間でドアが閉まる。啓太が手を振っているのがガラス越しに見えた。そして、電車が動き出す。
先ほどの絶頂寸前の瞬間からまだ十分も経っていない。
パンティもブラジャーも身につけておらず、素肌の上に直に服を着て、コートを肩に引っかけた状態だ。
股間はまだ愛液でグジョグジョに濡れ、乳首はピンとそそり立つたままである。私はフラフラと歩いて、空いている座席に倒れこんだ。
頬が上気し、汗ばんだ顔に髪がまとわりつく。足を投げ出して、なんとか座っているという状態だった。
電車の小刻みな揺れが、愛撫の様に私を再び高みに誘っていく。
淫汁が溢れ出ているのが分かる。
私はコートの中に手を入れ、乳房を強く揉み、燃えたぎる花壺を指で掻き回したいと思った。
私はハアハアと喘ぎ、乱れきっている。
そんな私を見て、男性の乗客が「大丈夫ですか?」と声を掛けてきた。
私は声の方に虚ろな眼を向ける。
私の顔を見て、男は私がどう言う状況にあるのか察したようだ。そこで蝸牛のように押し黙ってしまった。
周囲からヒソヒソ声が聞こえるようになった。
きっと私がここで自慰に耽っているのを、顔を顰めて、あるいはあからさまに好奇心を剥き出しにして眺めているのだろう。
「信じられない。こんな処で、恥ずかしくないのかしら」
と中年の女の声。
それで、乗客たち全員が私に好奇の視線を向けた。
そんな事はお構いなしに、私は電車の中でコートの中に手を入れ、ワンピースの裾をまくり上げ、ジュクジュクになった割れ目に指を突っ込み、電車の振動に合わせて指を動かして、白い喉を仰け反らせて何回も気をするのであった……。