第二話 夜汽車④

2019年11月20日

「喉の奥までいれるんだっ!」
次に上がってきた白木さんは、直ぐに浴衣の前を開いて、オシャブリを要求してきた。すごく高圧的だ。鈴木さんと大違いだ。
白木さんのモノはそんなに太くはなかったが、長くて天井を向いて反りかえっていた。
私はゴクリと唾を飲み込んだ。ホントに喉の奥まで達してしまうだろう。
とっても苦しいに決まってる。
天井が低いため、白木さんが寝台の上に寝そべり、私はその股間に顔を埋めて、怒張の先を咥えた。
私は誠意を込めて白木さんに接する。
でも、白木さんは私のやりかたがどうも気に入らない様である。
「もっと、口をすぼめて、力を入れて吸うんだ」
私はいわれるままに、彼のモノを頬張り、口、舌、口蓋、喉とあらゆる部分を駆使して奉仕した。
ずっと口が開きっぱなしで、もう顎が外れそうだった。
「ちがうっ!」
白木さんが私の髪の毛を掴んだ。
両手で頭を固定して、下から突き上げる。
さっきの優しい鈴木さんとは大違い。白木さんは荒々しくて自分勝手だ。
「こうだ、ここまでグィッと入れるんだ」
白木さんの男根の先端が、私の喉の奥に突き刺さる。
気道が完全に塞がれて、呼吸ができない。
さらにその奥、食道の中までぐいぐいと突っ込んでくる。
苦しい。
辛くて死にそうだ。
胃液が逆流し始めた。
「どうだ。まずはこうやって、お前の喉をたっぷり犯してやるぞ」
そういうと、白木さんは腰を上下に動かし始めた。
ムグアアアアッ。
私は何回も嘔吐いた。
お腹と背中が何回も白木さんを吐き出そうと痙攣する。
全身から脂汗が噴き出してくる。
唾液と胃液の混じった粘稠な液体が口の中に溢れて、そしてその酸っぱい液体が口からこぼれて、白木さんのお腹の上にかかった。
「なにをするんだ。吐き出さずに、飲みこまんかっ!」
私は頬を何回も白木さんに殴られた。
それが終わると、また、喉責めが始まる。
しばらくして、さすがの白木さんも疲れてきたのか、腰を動かすのを止めた。
これで赦してくれる、と思った私が馬鹿だった。
白木さんは、私に同じ様にやれと命令したのだ。
乳首を指で挟んで、私がちょっとでも休むと万力のような力で締め上げる。
乳首が痛くて、千切れそうになって、私はまた頭を上下に動かし、堪らなくなって吐いた。
そして、しこたま殴られた。
いったい、いつまでこれをつづけるのだろう?
優しい言葉ひとつかける訳でなく、暴力で私をねじ伏せ、自分の快楽のために奉仕させる。
なんて酷いヤツなんだろう!
役人だろうか?
こういうのがエリートとして出世していくんだ。
白木さんは、痩せている割には頑丈だった。
鈴木さんと違って、一向に射精する気配を見せない。
アノ部分は巨大化して、ますます猛り狂っている。
ついに、白木さんが体勢を変え、私の上に跨がってきた。
ピンと上を向いた屹立を手で押さえ込んで、私のもっとも敏感なところに当て、グイッと腰を落とした。
固い肉棒がズボッと中まで入り込んだ。
「ひいーーっ!」私は思わず声を上げた。
鈴木さんの時とは大違いだ。
長い肉竿が私の身体の奥に突き刺さるのだ。
これまでに経験したことのない痛み。
白木さんが身体を揺するたびに、身体の中が震動する。
まるで、私の身体の奥深いところに震源があって、そこから発した震動が世界を揺すぶるようだった。
白木さんがピストン運動を始めた。私はただ、ただ呻くしかない。
充血して膨れあがった粘膜の間を、肉棒が激しく往復する。
動く度に柔らかな肉が捩れて引きつる。
痛い。痛い。
アソコが軋んでいる。
錐で子宮が突き破られるような痛みに、私は泣き叫んだ。
白木さんはただ、ただ、無機的に腰を動かしている。
「ああああっ!」
私はただ泣き叫ぶ。
もう、止めて欲しい。
こんな酷いことはもう止めて欲しい。
私は四つん這いになって、後ろからも犯された。
ズッポ、ズッポという音に、肉と肉がぶつかるパンパンという音が混じる。
お尻に冷たいものが当たる。
なんだろう?
腕時計だ、腕時計が私のお尻の上にある。そして、白木さんは腕時計を見ながら私を犯している。
白木さんは時間を計っている。
買った一時間という時間、それをたっぷりと使おうというのだろう。
テンポが速くなってきた。残り時間が少ないのだ。
私はもう何も感じなくなっている。
激しい痛みももうどこかへ飛んで行ってしまった。
もういい。もういい。
はやく、はやく終わって!
白木さんがハア、ハアと激しく息をする。
グイッと強い力でお尻が握られた。
腰が大きく動く。
バチ、バチと大きな音がする。
ズボッという大きな音がして、私の中を埋めていたものが外れた。
すぐに、白木さんが呻き、同時に背中に熱いものがかかるのが分かった。

  • 筆者
    office-labyrinth
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