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アレクサンドロス戦記(十)プロローグ⑩
「く、くるしいっ!」 イリスはもがいた。だが、縛られているので思うように身体が動かない。革紐がどんどん喉に食い込み、息が出来なくなった。 イリスは力を振り絞って、しゃがれた声を上げる。 「……まっ…
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アレクサンドロス戦記(九)プロローグ⑨
神殿の地下の至聖所では、イリスが三本の長い脚を持つ鼎の上に縛りつけられていた。 その周りをアレクサンドロスとペルディッカス、そして数人の兵士達が取り囲む。 神託の言葉を記録するためにフローフテス…
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アレクサンドロス戦記(八)プロローグ⑧
ソロンとイリスはなかなか結論が出せないでいた。ソロンはこの神託所の運営を司る者ではあったが、これまで綿々と護り続けられてきた掟をきっぱりと打ち破って、アレクサンドロスに従うことに躊躇していた。まして…
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アレクサンドロス戦記(七)プロローグ⑦
若い男が現れた。 「なんとも小賢しいことを言うではないか。手続きを踏んでも、踏まなくても結果は同じであろうが?」 ソロンは一瞬、男が何を言っているのか分からなかった。 「どういう意味です?」 「ペ…
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アレクサンドロス戦記(四)プロローグ④
外が騒がしくなった。複数の足音が近づいてくる。 「イリス様……わたし、こ、こわいっ……」 コリーナがイリスにしがみついた。 「だ、大丈夫よ……シッ……声を、出さないで」 イリスは声を潜めてそう言う…
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