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アレクサンドロス戦記(四一)第二章④
(二)上陸とトロイア巡礼 アレクサンドロスを乗せた三段櫂船はヘレスポントスの真ん中で静止した。牝牛が連れ出され、犠牲として捧げられた。従者が用意した黄金の鉢から、アレクサンドロスは酒を酌み、海にそそ…
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アレクサンドロス戦記(三九)第二章②
さて、アンフィポリスの草原に、三万五千のコリントス同盟軍が集結し、出征に向けた最終チェックのために、様々な演習が行われたので、その様子を記録しておきたい。 マケドニア軍は基本的に騎兵と歩兵の統合軍…
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アレクサンドロス戦記(三八)第二章①
第二章 アレクサンドロス海を渡る (一) ソロンの手記 コリントス同盟軍が東征を開始した。すでに春とはいえ、トラキアの山々にはまだ雪が残っている。海沿いの道を、延々と行軍が続く様は圧巻である。 私…
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アレクサンドロス戦記(三七)第一章㉓
軍議が終わって、パルメニオンは一人になった。いつものハーブ茶をカップに注いで、ひとくち口をつける。それから椅子にどっかと腰を下ろした。 ――アレクサンドロスが来る 思えば長い二年間だった。ペルシ…
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アレクサンドロス戦記(三六)第一章㉒
「さて、もう一つの懸念事項だ。渡海の準備と受け入れ体制について、状況を聞かせよ」 パルメニオンが静かな口調で聞いた。答えたのはペラから派遣されてきたエウメネスという名の若いギリシャ人だった。 「まず…
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アレクサンドロス戦記(三五)第一章㉑
(六)パルメニオン (ヘレスポントス BC三三四年春) ヘレスポントスはエーゲ海とマルマラ海を結ぶ、最も狭いところでは幅が一キロ余りという海峡である。アジアとヨーロッパを分ける要となることから、ヘ…
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アレクサンドロス戦記(三四)第一章⑳
「わかった。ひとつ条件がある……」 「なんです?」 「得た情報を逐次、私に教えるのだ。カリステネスはもうひとつ信用できない。君が定期的に情報を送ってくれるなら、神託の意味を解き明かせる」 ソロンはア…
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アレクサンドロス戦記(三三)第一章⑲
「実のところを言うと、アレクサンドロス様は神託を聞いておりません。王はイリスに神託を行えと強要されましたが、イリスは神憑きの状態になれなかったのです。 アレクサンドロス様が来られたのは冬です。冬の間…
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アレクサンドロス戦記(三二)第一章⑱
アリストテレスがお茶の準備をしている間、ソロンは机の上のナマズの解剖図を眺めていた。魚の腹が開かれて、引き出された贓物が細密に描かれ、その上に矢印を描いて、各部位の名前が書き込まれていた。ソロンは今…
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アレクサンドロス戦記(三一)第一章⑰
壁に大きな地図が掲げてある。その前で、アリストテレスが立ち止まった。 「ソロン殿、これが世界です。この中央に我々が立っているギリシャの大地がある。東には広大なペルシア帝国。北は蛮族が暮らす未開の土地…
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