ハル色の研究
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(二〇)幸田露伴「風流仏」②
幸田露伴「風流仏」の後半である。 珠運はげっそりとやつれて何も手につかない。こんな珠運をなんとか元へ戻そうと、宿の主人は彼に作品を作るようにそそのかす。ようやくその気になった珠運は前にお辰が住んで…
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(十九)幸田露伴「風流仏」①
今回は幸田露伴の「風流仏」を取り上げる。この作品は明治二二年九月に吉岡書店「新著百種」の第五号に発表された。露伴の処女作は「露団々」であるが、それはさほど評判にならず、この「風流仏」が彼の出世作とな…
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(十八)尾崎紅葉「二人比丘尼色懺悔」
明治二一年には特筆すべき小説が発表されていないので、明治二二年に移る。この年は山田美妙が「胡蝶」と「いちご姫」を発表し、人気絶頂にあり、そして後に「紅露時代」と呼ばれるまでになる人気作家、尾崎紅葉と…
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(十七)二葉亭四迷「浮雲」
明治二〇年に発表された小説として、次に取り上げるのは二葉亭四迷の「浮雲」である。言文一致体で書かれているのは前回の山田美妙と同じだが、こちらは近代小説の始まりとなる作品として高く評価されている。 …
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(十六)山田美妙「武蔵野」
まず最初に山田美妙の「武蔵野」を取り上げてみよう。 山田美妙という作家をご存知だろうか? 先の検索結果が物語る様に、彼はすっかり忘れさられた作家である。だが、山田美妙は二葉亭四迷と同時期に、言文一…
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(十五)明治二〇年代の小説を読む
前回、明治以降の作家の検索数トップ二十を披露した。「次回からは、カテゴリー・分野別にどのような作家が読み継がれるのかについて考察してみよう」としたのだが、ずいぶん時間が開いてしまった。…
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(十四)読み継がれる作家トップ二十
さて、いよいよ検索ボリューム数のトップ二〇であるが、つぎの様になった。 一位 太宰治 一一万件 二位 三島由紀夫 九万件 三位 夏目漱石 六万件 四位 芥川龍之介 六万件 五位 宮沢賢治 …
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(十三)読み継がれる作家は誰?
明治時代に近代文学が起こって以来、多くの作家が登場し小説を書いてきた。明治、大正、昭和、平成、そして令和と時代が移り、多くの小説は色あせ、時流に合わなくなって、人々の記憶から消え去っていった。一方、…
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(十二)家持 部下をしかる②
前回は万葉集の巻十八にある「大伴家持が部下を叱る」という歌を紹介した。単なる紹介に留まったが、今回はその意味を考えてみよう。 まず、前文のところである。 「七出」「三不去」「両妻」とあるが、これは…
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(十一)家持部下を叱る
万葉集の巻十八に次の様な歌がある。長いが、全文を示しておく。 史生ふみひと尾張少咋をはりのをくひを教喩さとす歌一首、また短歌 七出の例さだめに云はく、 但一条を犯せらば、即ち出さるべし。七出無…
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