小説
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アレクサンドロス戦記(二) プロローグ②
イリスは簡素なベッドの上で眠りから覚めた。 腕を頭の上にあげて大きな伸びをし、途端に寒さを感じてブルッと身体を震わせると、肩まで上掛を引き上げた。 腰の辺りに夕べの重い疲れが残って…
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アレクサンドロス戦記(一) プロローグ①
プロローグ イリスの涙 デルファイ BC三三四年冬 パルナッソス山の頂きから冷気が斜面を下りてくる。ゴツゴツした山肌には背の低い常緑樹が這いつくばり、わずかな水を求めて岩の割れ目に精一杯根を伸ば…
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