小説
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アレクサンドロス戦記(二四)第一章⑩
ネアルコスは、自分はアレクサンドロスに信頼されていると思っている。 あの「カリア事件」でアレクサンドロスに恩を売ったからだ。アレクサンドロスの意を受けて、彼の異母弟アリダイオスとカリア総督の娘との…
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アレクサンドロス戦記(二三)第一章⑨
(三)ネアルコス (アンフィポリスへの船上 BC三三四年春) 帆を一杯に膨らませて、船は紺碧の海の上を滑るように進んでいる。 島の間を抜けると無数のカモメが群がってきた。ネアルコスが持っていたパン…
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アレクサンドロス戦記(二二)第一章⑧
……三年前、先王フィリポッス二世はアレクサンドロスの母オリュンピアスを姦通の疑いで離縁し、低地マケドニア人の娘クレオパトラを妃にした。 新しく王妃となったクレオパトラは、最近めきめきと力をつけてき…
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アレクサンドロス戦記(二一)第一章⑦
テーバイ兵は果敢に闘い、市壁の外の戦いは最初のうちは互角だった。 アレクサンドロスは愛馬ブケファラスに跨がり、縦横に動いて指示を出す。そして、テーバイ軍のほころびを見つけるとそこを徹底的に攻めた。…
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第二話 夜汽車④
四 「喉の奥までいれるんだっ!」 次に上がってきた白木さんは、直ぐに浴衣の前を開いて、オシャブリを要求してきた。すごく高圧的だ。鈴木さんと大違いだ。 白木さんのモノはそんなに太くはなかったが、長く…
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アレクサンドロス戦記(二十)第一章⑥
フィロタスは悪夢にうなされて目をさました。身体中がべっとりと汗で濡れている。目覚める前に大声を出した記憶があった。 ここのところ同じ夢を何回も繰り返し見ている。隣を見ると妻が寝息をたてていた。フィ…
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アレクサンドロス戦記(十九)第一章⑤
(二)フィロタス (ペラ BC三三四年春) 町は狂気に支配されていた。 もはや兵達は制御が効かない野獣の群れだ。皆、ギラギラと血走った目で、憎悪を剥き出しにしている。 暴徒となった…
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第二話 夜汽車③
三 仙台に着くまで、お義母かあさんは忙しそうに携帯と睨めっこしていた。 次々とメールが入ってくる。お義母かあさんが何か打ち込むたびに、男の人のワーッという声が聞こえてきた。 列車は仙台駅を予定…
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アレクサンドロス戦記(十八)第一章④
「君は、女はまったくだめなのか?」 ベッドの上に仰向けになって、ヘファイスティオンは隣で寝そべっているアレクサンドロスに聞いた。先程の興奮がまだ十分に冷めきっていない。 「ダメというわけではない………
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第二話 夜汽車②
二 列車が動きだし、大宮を過ぎたところで車掌さんが検札に廻ってきた。特に何事もなく、事務的に切符をチェックして部屋を出て行った。 しばらくすると、隣の部屋から男の人たちがやってきた。全部で八名にな…
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