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(十三)読み継がれる作家は誰?
明治時代に近代文学が起こって以来、多くの作家が登場し小説を書いてきた。明治、大正、昭和、平成、そして令和と時代が移り、多くの小説は色あせ、時流に合わなくなって、人々の記憶から消え去っていった。一方、…
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(十二)家持 部下をしかる②
前回は万葉集の巻十八にある「大伴家持が部下を叱る」という歌を紹介した。単なる紹介に留まったが、今回はその意味を考えてみよう。 まず、前文のところである。 「七出」「三不去」「両妻」とあるが、これは…
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(十一)家持部下を叱る
万葉集の巻十八に次の様な歌がある。長いが、全文を示しておく。 史生ふみひと尾張少咋をはりのをくひを教喩さとす歌一首、また短歌 七出の例さだめに云はく、 但一条を犯せらば、即ち出さるべし。七出無…
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アレクサンドロス戦記(五九)第二章㉒
「奥様、お目覚めですか? お食事をお持ちしました」 召使いの女の声に、バルシネは跳び上がった。 ――いけない! また、私ったら余計なことを考えてしまっている バルシネは慌てて起き上がり、服をはお…
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(十)万葉時代の遊女②
つぎは、巻八の春の相聞歌で、「遊行女婦」とあるだけで詳しい説明はない。 橘の歌一首 遊行女婦うかれめ 一四九二 君が家への花橘は生なりにけり 花なる時に逢はましものを 【訳】あなたの家の橘の…
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(九)万葉時代の遊女
万葉集に「ハル」を探す旅を続けているが、まだ「ハル」を見出せないでいる。もうあきらめようかと考え始めたところで、もっと性的なキーワードで探してみたらいいのではないかと思いついた。 「春」という言葉の…
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(七)万葉集にハルを探す②
万葉集から春の歌をピックアップして、「ハル」があるかを調べ始めた。 まず巻十四の東歌である。この巻は東国の謡曲を中心に拾ったもので、庶民の性に対する気持ちがストレートに表現されている。ところが、な…
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(六)万葉集にハルを探す
まず万葉集の概要を述べておこう。 万葉集は全二十巻、四千五百首あまりの歌を集めた現存するわが国最古の歌集である。奈良時代末期から平安のごく始めにかけて成立し、新たに歌集を編纂したというよりは、すで…
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アレクサンドロス戦記(五八)第二章㉑
メムノンとの結婚生活はメントルとのものとは全く違った。 結婚の儀が執り行われた日の夜、バルシネは裸体の上に中が透けてみえるほどの薄衣をはおり、夫の寝室に向かった。月明かりに寝台に横たわるメムノンが…
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(五)万葉集ではセックスはどのように表現されているか?
橋本治さんが「タブーのない日本史」という本を書いている【一】。 橋本さんは、「桃尻娘」という小説でデビューし、一躍、脚光を浴びた人である。日本の古典文学に関する評論も多数書いている。「桃尻娘」は竹…
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