Ⅰ奴隷への道
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めくるめく出会いの風景⑤
(四) 居酒屋を出ると直ぐにしのぶが、 「ゴメンね……実はこの後、彼の処に行く事になっているんだ……」と手を振って帰ってしまった。 「先輩、ちょっと冒険してみません?」 二人になると真理絵が…
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めくるめく出会いの風景④
その時、しのぶが突然、 「よく来てた花岡さん、ちっとも来なくなったわね」 といったので私は慌てた。花岡は俊介の苗字だったからだ。 「会社を代わったってよ」 真理絵が知らなかったの……という顔でい…
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めくるめく出会いの風景③
(三) 「先輩、今晩空いてません?」 真理絵がそう声を掛けてきたのは、新年の挨拶も終わってしばらくしてからだった。 真理絵は去年の春、短大を卒業して入社した新人で、私が仕事を指導していた。 …
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めくるめく出会いの風景②
(二) ――あのころ、私は印刷会社の事務員として働いていた。啓太と出会ったのは、つきあっていた男と別れて三月ほどたったときだった。 その男は会社によく出入りしていた業者だった。何回か会話を交…
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めくるめく出会いの風景①
(一) いったいどうしてこんなことになったのだろうか? 私が何か悪いことでもしたというのだろうか? いや、そんなことはない。 私はただ誠実に生きてきたのだ。精一杯、必死に生きてきたのだ。…
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ささやかな奈落のはじまり⑩
「おい、これも頼む」 竜造が庭に向かって何か投げた。それが草の上に落ちる。 さっき脱いだワンピースと下着類だ。 丁寧にたたんだものが投げた拍子に崩れている。田中はそれを無造作に拾い…
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ささやかな奈落のはじまり⑨
(四) 玲子は脚を大開きにして椅子に縛り付けられていた。がっしりと固定されて身体の自由がまったく効かない。 「いい眺めだろう?」竜造が訊いた。 庭に向けて性器を曝している。 そこに誰か入っ…
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ささやかな奈落のはじまり⑧
ここまで落ちてしまって、果たして元の自分に戻れるのか? 不安な気持ちが頭の中一杯に拡がっていく。 いわれるままパンティをずらして足を抜き、きれいにたたんで、ブラジャーの上に重ねた。 しゃがむと…
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ささやかな奈落のはじまり⑦
(三) 「さあ服を脱いでもらおう」 竜造が命令を出す。その時、玲子は卓の上ですっかり混乱していた。 総髪の男の話が終わるやいなや、竜造に手をつかまれ卓の上に押し上げられてしまったのだ。 玲…
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ささやかな奈落のはじまり⑥
青年が障子をゆっくり開けた。 十畳はある和室が見えた。真ん中に黒光りするどっしりとした卓が置かれていて、二人の男が向かいあって座っていた。 玲子に向かって射すくめるような鋭い視線が放射された。 …
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